【2014夢ワークショップin東京】
2014/8/24夢ワークショップin東京実施しました。
2012年からスタートし今年で3年目を迎えます。
今年のテーマは、夢発見と夢を応援する仲間作り。
まず、朝、受付からイベントがスタート。
「おはよう」と声をかけても、「あっ…おはよう」とぼそっと。
午前中のコミュニケーションゲームで徐々に身体と心のウォーミングアップができ、スタッフとゲストの関係性が構築されていきました。
午後からはいくつかのチームになって夢を発見するワークショップ。
好きなことのリストアップから、チームで夢探検マップと進み、夢整理シートで発見した夢を整理していきました。
そして、最終的には、その見つかった夢の中から一つを選択し、より具体的にデザインをしました。
・模造紙に夢を自由にデザイン
・4コマの紙芝居
・模造紙に夢をマインドマップで
・夢の作文
全部で4つの形。今回は、作文を選んだ子が多かったです。
どの子の発表も素晴らしかったですが、最後に発表した子は、未完成のまま発表することに躊躇がありました。
唯一、紙芝居を選んだ子でした。
タイムマシーンを作り未来に行く話。
1コマ:タイムマシーンに乗って未来に行く。
2コマ:そこは緑が生い茂っている。
3コマ:友達の○○くんがカブトムシをとっている。
とここまで…
4コマ目は、男の子ふたりが大きく描かた絵は完成していましたが、なんの場面かの説明文が未完成でした。
この状態で発表したくないと…
もちろんその気持ちはわかりますが、自分の中にある沢山の夢、その中から一つ選んで深めた夢、これをみんなの前で発表して、全員から「いいね」と承認・応援をもらうかもらわないかは大きな差。
誰の発表が一番かを決める夢発表ではなく、答えのないゴールに向かって、精一杯自分のベストを尽くしてチャレンジすることが大事で、そのプロセスが未来の生きる力になる。
だから、なんとかステージに立って欲しいと…スタッフが寄り添いエールを送り続けました。
そして、全員の発表が終わり、休憩を挟んだ後、彼は全員の前に立ち紙芝居をスタートしました。1コマ目から未来のストーリーが展開され、4コマ目…絵を見せながら、「まだできていません」と発表しました。「いいね」と拍手が沸き起こり、全員が応援メッセージを書きました。
彼は、自分の夢を発表しただけでなく、「できていない」という自分が恥ずかしいと思っていた部分まで発表をしました。
この経験は、これからの人生にとって貴重な経験になったのではないかと思います。
どんなにお膳立てをしても、どんなに準備をしても、うまくいかないことはあります。そんな時に立ち直れる「しなやかな心」、あらたな解決策を考える「現場対応力」も夢を叶えるためには必要な要素かもしれないと改めて感じた2014夢ワークショップin東京でした。
最後になりましたが、朝早くから協力してくださったスタッフのみなさん、参加してくれた子どもたち、この回の趣旨に賛同し、子どもたちを預けてくださった保護者の皆様に感謝します。
ありがとうございました。